「特攻の拓」のキャラクター紹介です。
校外にいくつも存在する横浜の暴走族。
拓にとっては、マブダチと天敵が入り乱れた微妙な関係のチームが多いです。
ケンカの勝敗などネタバレを含みますので未読の方はご注意を。
外道
秀人(鳴神 秀人)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』25巻157P〉
拓の同級生で、横浜最強のチームと言われる「外道」のメンバー。愛車はZ400FX-E4。
拓の運命を大きく変えた人物でありマブダチでもある。
外道に頭は存在しないが、ケンカや走りの実力では秀人が群を抜いている。
その強さは作中でも最強クラスだが、非常に真っ正直なタイプのため卑怯な真似や何でもありのキャラには苦戦を強いられることもある。
「“外道”の“秀人”はよ…
“拓”がどこの“族”だろーが“拓”の親友なんだよ…?クソヤロウ」
秀人 ケンカ一覧表ひらく
◯秀人VS天野(港ケ丘番格)
◯秀人VS九尾の猫メンバー三人
◯秀人VS九尾の猫特隊
◯秀人VS阪田正道(拓の助けあり)
◯秀人VS獏羅天のハゲ
◯秀人VS辻村(にらみ合いで貫禄勝ち)
◯秀人VS緋咲(拳を砕いて勝利?)
◯秀人VS麗沙亜鵺数人(緋咲の見ている前で)
△秀人VS緋咲(引き分け、わずかに秀人有利か?)
◯秀人VS九尾の猫(大珠の目の前で)
△秀人VS大珠(負けそうなトコに阪田乱入で反撃、復活して反撃食らう)
◯秀人VS邪神特攻隊(あっという間に三人KO)
△秀人・マー坊・緋咲VS来栖(秀人と一発ずつ殴り合い)
△秀人VSマー坊(単車勝負)
◯秀人VS吾代(ワンパン)
秀人が作中で明確に負けた場面はありません。
一番危なかったのは大珠とのタイマンですかね。
拓となかなか再会しないというストーリーの都合もあって、あまりケンカシーンは意外に少なめです。
吉岡
秀人の先輩にあたるグラサンをかけた「外道」のメンバー。
年長者のためチームのまとめ役になっている。
秀人のダチである拓を認めていて、たまに話題にあげる。
吉岡を含めて外道メンバーのケンカの実力は総じて高い。
それでも他の族の総長クラスとまともに戦えるのは秀人のみである。
九尾の猫
阪田(阪田 正道)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』11巻123P〉
横浜の族「九尾の猫」の総長。
外道とは敵対関係にあり、秀人に何度も負けている。
九尾の猫が多少恐れられている描写もあるので、最弱チームというわけでもなさそうだ。
「ザマ…ぁねェ…な…“秀人”ぉ… 憶えとけよ…?
てめえが勝ったんは…ワシのおかげよ…」
九尾の猫 主なケンカ歴
× 阪田VS秀人
× 阪田VS那智(睨まれて貫禄負け)
◯九尾の猫VS RX-7の二人(ゼロヨン勝負で阪田のシーマ潰されて怒る)
× 大珠VS九尾の猫7人(ブランコに吊るされる)
× 秀人VS九尾の猫
出てくれば負けのやられ役イメージしかありませんが、秀人に何度も挑むところに根性を感じます。
ひょっとしたら意外に強いのかもしれません。
獏羅天
ヒロシ・キヨシ
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』27巻168P〉
元「獏羅天」の風神・雷神と呼ばれたコンビ。愛車はZⅡ。
二人とも相手を選ばず暴れたがりの性格で獏羅天を破門にされている。
韋駄天のヒロシは拓の小学校時代の同級生。遠足の時にに弁当を分けてくれた恩を覚えていたため、再会してすぐにマブダチになった。
常に2ケツで行動している鬼のキヨシも「ヒロシのマブダチはおれのマブダチ」と拓を認めている。
以降、拓の窮地を何度も救う頼もしい味方になっている。
学生ではなく現場で働く勤労青年。
ケンカの実力は二人とも高く、周りの不良からの恐れられ具合もハンパじゃない。
ほぼ最強クラスだが、体調不良などの理由で苦戦する場面も何度か描かれている。
「どおもぉ~~~~~」
「そこいらのチンケな族でぇーす!!」
ヒロシ・キヨシ ケンカ一覧表ひらく
◯ヒロシ・キヨシVS NSXの男+警官5人
◯ヒロシ・キヨシVSチャーリー(MP)
◯ヒロシ・キヨシVSカズと朧童幽霊の数人
◯ヒロシVS緋咲(熱で劣勢だったが、拓がバイクでタックル)
◯キヨシVS麗沙亜鵺4人(車のドアを引きちぎって凶器に)
◯ヒロシ・キヨシVS ViViDの客大勢
△ヒロシ・キヨシVS桜宮(にらみ合いのみ)
△ヒロシ・キヨシVS時貞(ナイフ使うが二人と互角、拓が止める)
◯ヒロシVS麓沙亜鵺のちょび髭(チョーパン1発)
◯ヒロシ・キヨシVS清水(那智のことをきかれてびびる)
◯三鬼龍VS獏羅天全員(圧倒、時貞を増天寺に向かわせる)
× ヒロシVS灰色の亡霊(振り切れず事故らされる)
早くから登場している割にはケンカの数は少なめ。
たいてい拓が絡んだことで闘っています。
誰とケンカしてもいい勝負をしていますが、作品中で一番強いキャラというイメージはありません。
いつも二人なので単独の力量がわかりにくいっていうのもありますね。
時貞(天羽時貞)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』11巻152P〉
獏羅天の龍神でヒロシ・キヨシとともに三鬼龍と呼ばれていた。
一時期チームを離れていたため二人と違い破門はされていない。
クォーターのため金髪と褐色の肌を持つ。
並外れたギターテクがあり、愛車のヤマハSRは“悪魔の鉄槌”と名付けられている。
作中屈指のカリスマキャラで、ケンカの実力も桁外れに高い。
記憶が混濁していたとは言え武丸から一本取る描写もあり、「特攻の拓」最強のキャラとしても名前がよく挙げられる。
武器商人である家業を呪っていて、その言動は常に不安定。たびたび宮沢賢治の詩を引用している。
心を開くのはヒロシ・キヨシと拓などごく一部の人間のみ。
県内の族が集結した増天寺ライブで演奏した帰りに、猫をかばって事故に遭いこの世を去った。
“天羽の館”へよォ~こそ…“拓”ちゃん
時貞 ケンカ一覧表ひらく
◯時貞VS龍神メンバー三人
◯時貞VS武丸(+拓)(会話のみだが余裕あり)
◯時貞VSリューヤ(ゼロヨンで勝利)
◯時貞VS石動+獏羅天幹部
◯天羽VS獏羅天幹部4人(不意打ちするも詩を口にしながら全滅)
◯天羽VS辻村+特攻隊(ビビらせて頭に認められる)
△時貞VSヒロシ・キヨシ(拓に止められる)
△時貞VSマー坊(互角、拓が止める)
△時貞VS武丸(肉弾戦で五分)
× 時貞VS獏羅天全員(辻村に裏切られて)
◯三鬼龍VS獏羅天全員
2対1でヒロシ・キヨシを圧倒して、マー坊や緋咲からはっきり「強い」と認められるくらいの実力者。
リューヤや武丸でさえその力を認めているフシがありました。
死んでもなお拓の世界に大きく影響を与えています。
辻村(辻村 一樹)
獏羅天の特別攻撃隊。
登場当初は秀人とにらみ合うなど、冷静さとそれなりの実力があるような雰囲気だった。
しかし、復帰した時貞に振り回されっぱなしで幹部との板挟みで悩むハメになる。
結局最後には、時貞を裏切る卑怯なキャラになってしまった。
辻村 主なケンカ歴
× 辻村VS秀人(にらみ合いから辻村引き下がる)
× 辻村VS石動+獏羅天幹部(時貞が気に食わずシメられる)
× 辻村ほか特攻隊VS時貞(ビビらせて頭に認められる)
× 獏羅天全員VS三鬼龍
石動(石動 富夫)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』13巻89P〉
獏羅天の会長でなかなか姿を見せず満を持して登場。
たまり場の店を尋ねてきた鰐淵に「富夫」と呼ばれるなど大物感を漂わせていたが、時貞にやられてからは小物ぶりが一気に加速していく。
鰐淵も二度目の来訪時には普通にボコボコにしてたし…。
大きな族の総長の中では飛び抜けて弱い。
石動 主なケンカ歴
◯時貞とつるんでいる辻村をシメる
× 石動+獏羅天幹部VS時貞
× 獏羅天全員VS三鬼龍
× 鰐淵に一方的にタコ殴り
× 石動VS須王(【回想】爆音にちょっかい出そうとして蹴り1発)
過去の回想でも須王に瞬殺されています。
どうしてこの人がケンカチーム獏羅天の会長になれたんでしょう。
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