「特攻の拓」のキャラクター紹介です。
ストーリーの中盤から後半に登場する横浜市外のチームなど。
拓と直接の関わりがあるキャラは少ないですが、間接的に敵対関係にある人間は多いです。
麓沙亜鵺
緋咲(緋咲 薫)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』10巻168P〉
横須賀の暴走族「麓沙亜鵺」の頭。愛車はZ400FX。
外道の秀人に激しい敵対心を抱いており、「秀人のマブダチ」を公言した拓を痛めつける。
天羽時貞とは互いに認め合う友人関係にあった。時貞が事故死する間際に拓を友として認めたことに納得がいかずに、拓にタイマンを挑んだ。
ケンカの強さは「特攻の拓」の世界では最強クラスに属するはずだが、この拓とのタイマンのせいでパワーバランスが崩れている。
「てめーもいつまでも…”効ーてるフリ”してるんじゃねーゾ…」
緋咲 ケンカ一覧ひらく
◯緋咲VSデモンズバーのチャラ男二人
◯緋咲VS拓(秀人のダチを名乗ったためボコボコに)
× 緋咲VSヒロシ(優勢だったが、拓にバイクでタックルされる)
◯緋咲VS麓沙亜鵺OB二人(言葉だけでビビらせる)
◯緋咲VSカズ+ジュンジ
× 緋咲VS秀人(押し気味だったが拳砕かれる)
◯緋咲VS外道4人
△緋咲VS秀人(引き分け、やや秀人優勢か?)
◯緋咲VS黒魔術師の一人(大珠探し)
◯緋咲VS鬼雷党
◯緋咲VS大野(瞬殺)
◯緋咲VS拓(殴り合いの末KO)
× 緋咲・マー坊・秀人VS来栖(アイスピックで刺されたり真梨絵に後ろから殴られたりと緋咲はさんざん)
基本的には秀人とばかりケンカしていますね。
強いのは間違いありませんが、拓とのタイマンや時貞の強さを自分より上と思わせるような言動から、最強クラスの中では一段力が落ちるイメージがあります。
シャレた服のセンスで好きなキャラなんですけどね、緋咲。
土屋・相賀
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』12巻135P〉
麓沙亜鵺のナンバー2にあたる特攻隊長と親衛隊長。
まったく戦力にならないナンバー2もいる中、この二人はまあまあ強い。
土屋・相賀 主なケンカ歴
× 土屋VSアキオ(割りといい勝負)
× 相賀VSマー坊
× 土屋VSマー坊(ケリ1発)
× 相賀・土屋VS陣野(緋咲に止められる)
極悪蝶
慈統(慈統 亨介)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』19巻122P〉
湘南の暴走族「極悪蝶」の二代目頭。愛車はCB750F。
ケンカチームの極悪蝶には、「頭をタイマンで倒したら次の頭」という楽しくなさそうなルールがある。
慈統は初代頭の来栖とタイマンで引き分けて頭の座を譲られた。
少数精鋭のケンカ族で巨大組織「相州聖龍連盟會(AJS)」と敵対している。
「痛ェゾォ?テメーら…極悪蝶の二代目はよぉ…」
慈統 ケンカ一覧ひらく
◯慈統VS魍魎(武丸以外)
◯慈統VS妖艶童子
△慈統VS来栖(【過去】引き分け 鰐淵談)
◯慈統VSカツアゲ三人組
△慈統VS武丸(ほぼ五分、わずかに劣勢?)
◯慈統VS夜叉神一人(タイマン中に乱入されて一撃)
◯慈統VS朧童幽霊デブ崎他数人
△慈統VS八尋VS来栖VS大珠(最終戦、来栖にやや押され気味)
武丸とパワーでぶつかりあって五分にやり合う実力の持ち主。
来栖と引き分けたことから、何でもありの戦いにも強いと思われます。
大人数を一人で相手にする場面も多いのでかなりのケンカ好きではないでしょうか。
那智(柾 那智)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』7巻185P〉
いつも木刀を持ち歩いている極悪蝶のメンバー。愛車はCBX400F。
ケンカの実力やチームへのプライドは非常に高く、慈統からの信頼も厚い。その反面、他の幹部からは疎まれている。
爆音小僧のジュンジとは中学時代の親友だが、それぞれ敵対する族に所属しているため表向きは反目し合うことになる。
各族のナンバー2クラスの中では飛び抜けて強い。
「チッ 今の幹部ぁ まるでクソだぜ!?」
那智 ケンカ一覧ひらく
◯那智VS阪田(睨みだけで貫禄勝ち)
◯那智VS獏羅天の3人(キヨシ・ヒロシの前で)
◯那智VS妖艶童子の一人(横浜の族の情報を聞き出してボコボコに)
◯那智VSジュンジ
◯那智VSデブ崎+二人(ジュンジを助ける)
◯那智VS元町ゲーセンの客大勢(朧童幽霊探し)
× 那智VS八尋(一矢報いるが病院送りに)
勝ちは多いですが総長クラスとのバトルはほとんどありませんね。
ただ、八尋相手に瞬殺されなかったところやヒロシ・キヨシに実力を認められていたところから、かなりの強さを持っていたことはわかります。
チームと慈統への心酔ぶりが印象的な男です。
相州聖龍連盟會
八尋(八尋 渉)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』23巻88P〉
湘南の暴走族「阿修羅王」の頭で3つの族の連合体「相州聖龍連盟會(AJS)」の會長でもある。
愛車はCB400FOUR。
デカいチームを束ねているが、基本的にはタイマン強けりゃいいという脳筋な考えの持ち主。
当然ケンカの実力は最強クラスだが、登場が遅めだったので活躍シーンが少ない印象。
「コザカしい喧嘩だぜ? 五月蝿いブンブン蝿共が…!」
八尋 ケンカ一覧ひらく
◯八尋VS吾代(一方的にシメられる)
△八尋VSマー坊(にらみ合いのみ)
△八尋VS大珠(単車にケリ食らうが千冬がフォロー)
◯八尋VS鎖島(やる気満々だったがキヨシを見かけてやめる)
◯八尋VS那智
× 八尋VS来栖VS大珠VS慈統(最終戦、吾代に不意打ち食らってKO)
ラスボス感が漂う強キャラで最後まで負け無しで行くかと思いきや、帳尻合わせのように最終話で不意打ちKO。
この作品で不意打ちは珍しくありませんが鼻血を出すくらい派手なやられっぷりが強烈に記憶に残っています。
千冬(千冬 慎)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』19巻24P〉
阿修羅王の親衛隊「曼珠沙華」の頭で常に八尋と行動している。
女にしか見えないので拓には八尋の彼女だと勘違いされていた。
「この件は“曼珠沙華”の千冬が特攻かけんからよゥ…」
千冬 主なケンカ歴
◯千冬VS小林(夜叉神)(レンガ足に落とされる)
◯千冬VS邪神特攻隊(秀人に負けたのでシメられる)
× 千冬VS武丸(にらみ合いのみで退散、武丸にかなりビビっている)
吾代(吾代 礼)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』9巻115P〉
ASJのSにあたる湘南の「妖艶童子」の頭。
ガタイがよくASJのナンバー2の実力者だったが、武丸にちょっかいを掛けたのが運の尽き。
武丸に一撃でのされてからはシメられっぱなしの転落人生を歩んでいる。
最終回では八尋を相手にハデな下克上を決めるが、すかさず秀人にKOされて数秒天下で終わった。
吾代 主なケンカ歴
◯妖艶童子VS鬼雷党
× 武丸VS吾代(一撃)
× 吾代VS八尋(シメられる)
× 吾代+妖艶童子VS来栖(【回想】)
◯吾代VS八尋(不意打ち勝ち)
× 吾代VS秀人
室木(室木 孝也)
ASJのJ「邪神」の頭。
マー坊VS武丸の戦いの余波で吹っ飛び、ついでに須王に蹴り飛ばされた残念なコ。
族の頭としての貫禄はまったくない。
美麗
大珠(一色 大珠)
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』19巻162P〉
横須賀の新興チーム「美麗」の頭。愛車はヤマハRD400。
秀人や八尋と互角にやりあうほどの実力者だが、常に幻覚に悩まされていて何がしたいのかイマイチはっきりしない。
幻覚がなければ、拓とは友達で倫子にも心をひらいている。美麗メンバーにとっても仲間思いの頼もしい頭でもある。
極悪蝶の慈統とは幼馴染で関係も良好。
「ゲッ…ナンだ…この凄まじくマズイ食いモンは…!?」
大珠 ケンカ一覧ひらく
◯大珠VS九尾の猫7人(ブランコに吊るされる)
◯大珠VSカツアゲ二人組(島田・タカシ)
◯大珠VS浜中の知り合い二人(大した理由無くやられる)
◯大珠VSデモンズバーの客(顔面に指めり込む)
◯大珠VS九尾の猫・交機(マフラー振り回し)
△大珠VS拓(頭かすめてパトカーにパンチ)
◯大珠VS RX-7の二人(ベンツぶつけて雛子救出)
△大珠VS秀人(かなり押していたが阪田乱入で反撃食らう)
◯大珠VSボウガン二人組(矢を蹴りで弾く)
△大珠VS八尋(単車バトル)
△大珠VSキレ武丸(互角)
△大珠VS来栖(仲間やられたカリに腹蹴り、逃げられる)
△大珠VS八尋VS来栖VS慈統(最終戦、大珠は八尋にやや押され気味)
明確に負けたことは一度もありません。
秀人相手に優勢、キレた武丸とも互角。慈統からも認められていることから全キャラクターの中でも相当上位の強さを持っていそうです。
大珠にあまり最強というイメージはないんですけどね。
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