「特攻の拓」の登場人物で誰が一番強いのかを考えてみました。
と言っても、この作品では強者同士のバトルは決着がつかないで終わることがほとんど。
かなり強引に勝敗を判定しつつの独断の考察です。
登場キャラを強さごとに大きくランキング
ナンバー・ワンを決める前にまずはキャラクターを強さごとにざっくりランク分けします。
このランク分けにはあまり異論は出ないんじゃないでしょうか。
なにしろ一段レベルが違うだけで、瞬殺されてしまうくらいの明確な実力差が生まれますから。
★Sランク
Sランクは化物級の方々。
誰が一番かはともかく、このメンバーが飛び抜けて強いのは間違いありません。
ケンカしたとしてもすぐには決着がつかない(つかなそう)のがSランクの基準にしています。
このマンガには最強クラスが多すぎです…。
★Aランク
Aランクも十分に強いキャラクターたちです。
世が世ならチームの頭を張っていてもおかしくない実力者ばかり。それでも人間離れしたSランクの人たちには到底かなわないのが悲しいところです。
陣野は緋咲の評価から、吾代はかつてのイケイケぶり(?)からランクイン。
千冬はあまり喧嘩シーンがないので判定が難しいですが、武丸をかなり恐れていたところを見るとこのくらいではないかと。
★Bランク
Bランクは並のヤンキーには恐れられるくらいの強さです。
拓はここにランクイン。
緋咲とのタイマンは特殊イベントで例外としても、拓は意外にケンカ勝率がいいんですよね。
後半ではそのタフさに驚かれる場面もあり、肉体的にも成長していることがわかります。
阪田も懲りずに秀人と何度もケンカしているので、このくらいの強さはあるはずです。
透は戦うシーンがないので評価がしづらいですが、慈統に圧倒されていたことからこのくらいではないでしょうか。
★Cランク
Cランクは平均よりちょっと強いくらい。
石動や室木などの残念な族の頭もここにランクイン。
獏羅天や邪神はチームリーダーをくじ引きで決めたんでしょうか……?
★Dランク
Dランクは並のヤンキーです。
登場人物ほとんどが不良の「特攻の拓」の世界では一般人ともいえますね。
Sランクから最強を考察
ここから最強を決めるために、Sランクのキャラクターたちをふるいにかけます。
と言っても、このキャラたちが作中で明確に負けることはほとんどないので、ちょっと強引気味に進めます。
まずはこの5人が脱落です。
ヒロシとキヨシは那智の強さを見ての驚きぶりや2人がかりで時貞と互角だったことから。
緋咲は「超“強”ェゾ?セロニアスは…」と時貞を明らかに格上に見ているので外しました。
マー坊は須王にふっとばされる場面や来栖に肘を食らうシーンなどから。バトルが多いのでピンチも結構あります。キレた武丸にも明らかに遅れを取っていました。
リューヤはリクオや来栖に劣勢。不意打ちとはいえ来栖に教室まで引きずられていったシーンは衝撃的でした。
次に脱落したのがこちらの皆さん。
秀人は大珠相手にかなりピンチだったことから。(阪田の助けが無かったら危なかった)
慈統は武丸といい勝負でしたがやや劣勢だったので。
リクオは負けシーンはないもののあまり強いイメージが湧かないので。一応リューヤを手玉に取ったことからSランクに入れてみましたが、ケンカ実戦はほとんど描かれていないんですよね。
鰐淵は来栖とケンカする前の「勝てるのか?」という不安。さらにかかと落としを食らっての出血などから。(その後、負傷した来栖に勝ったけど)
八尋は最終回のド派手な散りざまが衝撃的すぎて…。あまり戦績がないのもマイナスポイントです。
この辺は異論出まくりでしょうが、このくらい強引に判断しないと話が進まないのでご勘弁を。
ここから先は戦績で決めるのは難しいですね。
大珠はキレた武丸と互角に渡り合った実績がありますし、時貞も武丸とは肉弾戦で引き分けています。
来栖は鰐淵に膝をつかせた唯一のキャラで、マー坊・秀人・緋咲の3人を同時に相手する超人ぶりも見せています。
須王はどうなんでしょう。マー坊やリューヤよりは格上の雰囲気はありますが…。
もうこの先はイメージの世界です。
想像の中でこの5人を檻に入れてバトルロイヤルさせてみましょう。
その結果生き残って最強の座に輝いたのは……。
〈佐木飛朗斗・所十三『疾風伝説 特攻の拓』6巻21P〉
“支配する者” “統べる者”
“一条武丸”に決定!?
結局武丸かよ!って声が聞こえてきそうですが、いくら強くても須王や大珠が最後まで立っているイメージが湧かなかったので…。
やっぱり、作中の不良たちが軒並み震え上がるくらい恐怖のカリスマ性、さらに最後まで心の弱さを見せなかった点が武丸の強さのイメージを強固なものにしています。
他のキャラは何かしら心に弱い部分を持っていますからね。(来栖の過去、大珠のノイズ)
武丸だけは登場から最後まで一貫した信念で行動していました。
珍しいですよ、こんな前半に出てきた漫画のキャラクターで後半にもかませにならないなんて。
カリスマ性では天羽時貞もいい勝負ですが、辻村に裏切られた場面でピンチになってしまったところが評価を下げています。
武丸なら、不意打ちくらおうと100人相手だろうと格下に遅れを取る絵が浮かびません。
戦いをストップするのは大きな乗り物に激突したときくらいです。
※漫画27巻までを参考にした考察です。小説版や続巻の内容は考慮していません。
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